- 2010-01-19 (火) 23:57
- 管理人ブログ by neoage00
月曜日、事情があって千葉駅近くの職場に顔を出した。
しかし予定通り正午前には事は済んだ。
ここのところ連日の飲み会やら旅行会やらで疲れていて、特に
何かする気力も起こらない。
そんな状態でふらふらと駅に向かい、ふと目に留まったのが12:00
ちょうど発の内房線経由安房鴨川行きの電車。
少し前に大都市近郊区間の範囲が拡がったという情報を掴んでいたので
そのとき、大回りで地元の駅まで帰ろうと思い立った。
私の家の最寄駅は千葉駅から何駅かのところに位置する外房線の駅である。
普通に帰れば10数分だが、途中の蘇我で枝分かれする内房線を経由して
ぐるっと回って帰ると数時間はかかる。暇つぶしにはもってこいだし、お金もほ
とんどかからない。
というのも、大都市近郊区間の範囲では、一筆書きのように同じ区間を重複
しなければどういうルートで目的地に向かってもいいというルールがあるのだ。
その範囲がいままでより広がって外房線、内房線がすべて網羅されたため、
房総半島をぐるりと一周して戻ってくることができるようになったのである。
前置きが長くなったが、そういうわけで12時発の内房線の電車に乗り込んだ。
キオスクで買ったお茶とおつまみぬれ煎を鞄につめ、窓側の席に座った。
数列前のガラス越しに運転士が発車前のチェックを行っている姿が見える。
メガネをかけていて比較的若い風に見える。しかしあまりじろじろ見ていても怪し
まれるので窓の外に目を移した。
12時ちょうどに客もまばらな中、電車は発車。蘇我で外房線と別れ、ひたすら
南下する。
蘇我の次の浜野の駅は快速がとまるようになりホームが延びていた。便利になっ
たのだから開発が進むだろうなと思っていたら案の定でかでかとマンションの広告が
出ていた。
さらに電車はひた走り、五井、姉ヶ崎と進んで行き、潮干狩りのできる海岸が
近いという巖根駅に到着。この巖根駅は内房線で唯一快速が止まらない駅だそうだ。
浜野駅を意識してか、巖根駅に快速を!という横断幕が沿線に見られた。
千葉を出て40分ほどすぎ、電車は木更津に到着。少しだけ、眠気と後悔の念が襲っ
てくる。しかし引き返せばルール違反となり多額の乗車賃を払う必要がある。ここは進む
しかなかった。
電車はがら空きなのに、何故か高校生のような男性が、真横に腰掛けてきた。
通路を挟んで反対の席には外国人の若い男性が同時に腰掛けた。
胸に名札のようなものを着けていて、よくみるとイエス・キリストと書いてある。教会の
人のようだ。
電車は君津を過ぎ、単線区間に入る。
単線区間ではすれ違いの電車を待つ必要があり、青堀駅で7分停車となった。
運転士もさすがに帽子を取ってホームに降り立ち、身体をほぐしている。
おばさんが、ずいぶん待つわねぇと話しかけている。若いのにすごいわねぇ。
こんな電車運転して。というと運転士はにっこり笑った。笑った顔を改めてみると
確かにかなり若く見えた。
それにしてもずいぶん長い時間停車している。キオスクの販売員が駅員に挨拶をし、
跨線橋を伝って電車に乗ってきた。どこまで行くのか気になるが、後ろの見えない席に
座られてしまったので、たぶんわからずじまいで終わるだろう。
そんなことを考えているうちに発車時間となった。
大堀を過ぎると海がまじかに迫ってくる。
電車が佐貫町に近づき、東京湾観音が右手に見えてきたところで、隣に座っていた
若者が旅行ですか?と話しかけてきた。思えば、平日であり、一応職場に顔を出した
こともあり、スーツを着ていた。わけありの乗客に見えなくも無い。
説明するのも面倒だが、大回りで帰ってるんだと軽く説明したが、変な目でみられるよ
うなことはなかった。
言葉になまりがあり、聞くと大阪出身なのだそうだ。そちらはどういった用事で、たず
ねながらとふとみると斜め前の外国人と同じ名札をつけていることに気づいた。
ボランティアで教会の仕事をしているが、今日は友人に会いに行く。とのことであった。
友人に会いに行くのはいいのだが、その名札をつけているところを見ると一応は目的が
あっていくのだなと勘ぐってしまった。
相手には悪気はないのだが、思想や考えに一方的に説明されたりするのはあまり
好きではない。そういう展開を予想して少し身構えてしまったが、何のことはない、
さわり程度にこういう活動をしていますという話をされ、そのほかはほとんど雑談に
終始した。鋸山に差し掛かったとき、ここが千葉県で一番高い山なんですよ。などと名
所案内をしつつ景色を眺めていたが、会話しながらずっと外を見ているわけにも行かず、
絶景ポイントの多くを見逃してしまった。それでも眠気は覚めたし、会話としては割と
悪くなかった。
富浦で彼は降り、静寂がもどってきた。日差しが強く、会話し続けていたため、のどが
渇き、鞄から千葉駅で買ったお茶を取り出し、流し込んだ。
ついでにおつまみぬれ煎の袋も空ける。特に空腹だったわけではないが、意外におい
しく、すべてたいらげてしまった。同梱のマヨネーズもつけると非常に相性がよかった。
通からすれば邪道なのかもしれないが。
館山駅で中年の運転士に交替。電車は速度を落とし、海に近い、集落を見下ろす高台
を進む。
途中南三原という駅があり、鳥のさえずり、駅の脇の神社、木製の電灯など、ローカルな
雰囲気に浸ったかと思うと、和田浦という駅では、この時期にセミか?というような音で
目を向けると変電所が駅の真横にあったり、似ているようで駅ごとに特色がある。
そうこうしているうちに14時43分、電車は終点安房鴨川に到着した。
千葉から2時間43分を要したことになる。
ここから、数分で接続の外房線に乗り換える。
安房鴨川から、やたらと駅施設の写真を撮っているおじさんが乗り込んできた。
途中の安房小湊で、すれ違い待ちの時には、ホームにおり、駅名やホームを撮影してい
る。同じ匂いがするが、あえて話しかけることは無い。そのうちさすがに眠気が襲ってき
た。
電車は行川アイランドに到着していた。山と山に挟まれた秘境のような駅で、
駅と反対側、正面の山にぽっくりとトンネルが開いている。そこに鉄の扉がつけられ、
閉鎖されているようだ。横に目をやると広大な駐車場跡地があったことから、ここが
かつての行川アイランドの入り口だったのだろう。
行川アイランドは、フラミンゴショーなどで有名なテーマパークであったが、昨今の
ような社会情勢の中、経営難に陥り、数年前に閉鎖したと聞く。
しかし駅名だけは、その名を残している。なんとなく寂しい光景である。
勝浦を過ぎたあたりから、複線区間となり徐々に電車はスピードをあげる。
内房線と比べると内陸を走るため、景観的な面白みは外房線には少ない。
しかし、九十九里を見渡す光景は、東京湾を見渡す内房線とはまた違った印象である。
茂原駅を過ぎると、貨物ターミナル駅を横に見ることができる。
うる覚えだが、引越しはコンテナで。だとかなんとか書いてあるのだが、その線路は、
外房線とはもう接続されていない。こちらも少し前に廃止となったようだ。
こうした貨物ターミナルに貨車が止まり、行川アイランドに人が大勢降りるような
そんな時代に一度行ってみたい気もする。
時計は17時に近づき、電車は私の地元の駅に着いた。
普通なら十数分のところ5時間もかかった。すっかり夕方になり、太陽も沈みかけて
いる。無駄な時間であったかもしれないが、たまにはこういう無駄な時間も必要なん
じゃないかなと思いながら、帰路へとついた。
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Comments:2
- r58 10-01-28 (木) 5:42
-
長いから読むの敬遠してたけど……
やっぱなげぇよっww
暇なのか?よくわからんです。
ええいっ何のサイトだここはw
とかいいつつ最後まで読んでしまった……
暇なのは俺か……
なんだか無駄に時間をすごした気もしなくもない。
関東の事情もよくわからない。
でもなんだか見慣れたような景色のようで、
でも久しくそういうの見てない気もする。
いや、見たかなw
あんま意識してないだけで。
うち、田舎だから。あ、だから見てない?
うん、わからないw結びを借りると、たまにはこういう無駄な時間も必要かなと
思う。
- neoage00 10-01-28 (木) 21:51
-
読破ありがとうございます。
そもそもXBOX360のブログなのに、全く関係の無いことばかり書いてる時点で、
私自身が”無駄”という説もありますが(汗見慣れた景色の中にも、発見があることがあります。あとローカル線は会話が時々
生まれるのが好きですね。今回は宗教的な勧誘でしたけど・・・。
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